【innocent(無邪鬼)】(30号アクリル、紐)
アナと雪の女王の興行収入は1,280億円を突破。世界は、1つの文化圏として、モノ(mono)カルチャー化しつつある。東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気も、モノカルチャー化の現れだろう。
だが、いずれも海外文化の輸入であり、金持ち日本からストローで思想とお金を吸い上げられている状態で日本人は無邪気な国民なのだ。
カジノ誘致やTTPも同様、都市の活性化と言いつつ、海外企業の誘致、招致で明け暮れる。いつまで同じこと続けるつもりか?
ところで、今やアニメフェスディバルは、パリ、ニューヨーク等の世界へ波及し、中でもジャパニメーションのブランド力は世界を席捲している。
日本人の間の取り方や感情表現力が外国人には真似できないと評価され、
キャラクター商品の売り上げだけでも巨大な市場となりつつある。
なぜ、我々が持てるものから着手し、情報発信しようとしないのだろう。
例えば、ウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラ、ガメラ等は、既に子供から大人に至るまでの世代の垣根のない、共通の文化だ。
日本アニメーションや特撮映画は政界の多くの国で放送されているので、その番組が扱ったキャラクターは、世界共通の文化となりつつある。
また、世界中でアニメフェスティバルも開催されており、世代を超えた共通の文化となりつつある。その文化は、世界を単一の文化圏にしようとしている。
21世紀はモノカルチャーの時代となると予言する。
日本はモノカルチャーの中心地になりつつある。特に大阪は、モノカルチャーの中心地に相応しい。大阪の人口のうち、50人に対して1人の外国人が住んでおり、海外文化の受け入れる素質がある。
大阪にはUSJがあり、クールジャンパンを戦略にしている。
大阪人は、食い倒れのように、大きなモニュメントを好きだ。
特に、大阪は水の都として発展してきた都市だが、ドバイのように、街全体をテーマパーク化する方法もある。
音楽と映像を交えて、道頓堀川の中からゴジラのロボットを出現させることができたら、それは世界的な観光スポットになるだろう。
何より、大阪門真には世界企業である海洋堂があり、その鋳型と中小業が集積する大阪の製造力がコラボできれば、質の高いキャラクターグッズのブランド化が実現するはずだ。