先に出品した石鯛竿で、CAMEX ULTIMA Ti525-4 GRAETを「トリ」と記載しましたが、
実は「大トリ」がいたのです。
その名も「俊貞作 石鯛竿 総巻唐草塗 三本半継 560」。
名門中の名門の和竿メーカー東作一門で石鯛和竿の製作に打ち込み、
今でも和竿だけによる石鯛釣大会では絶対的な主役の地位を張っている別格中の別格、俊貞の石鯛竿です。
俊貞は石鯛竿製作のために、良い竹が取れるという鹿児島に自分の竹林を所有していたほど、石鯛竿一筋に生きたレジェンドです。
この竿は石物釣りにのめり込み、カタチから入る私にとって俊貞の和竿は最後の大きな大きな1ピースでした。
ただ、新品ではなかなか商品がなく、あっても中古で経年の曲がりがあったり、しつらえがいまいちなどで、数年かけてやっと見つけた和竿です。
背中に苔の生えた石鯛師の中でも、和竿チームは別格で近寄りがたいオーラを発していました。
いよいよ俊貞の石鯛竿を手にした私は、意気揚々と渡船に乗り込み、異様に長い三本半継の俊貞を抱えて磯に向かったのですが、自分だけ場違いな気がして気恥ずかしかったことを憶えています。
この竿のデビューは八丈小島の離れ磯小地根の南だったのですが、水深が深く、流れも速く、アタリがとりづらい状況下、他に出したカーボンの竿はエサを取られるばかりだったのですが、
こちらの和竿は確実に釣果を上げ、2㎏クラス以上になると胴に乗り、また竿の曲がりがなんとも美しく、また力強く「やっぱ違うな」と感銘を憶えたものです。
とは言え、荒いことで有名な八丈島の磯で、この和竿を使って波を被ったら、傷つけたら、
折ってしまったらどうしようと考えるばかりで、正直数度しか竿を出さず、そのくせ家で手入ればかりをしておりました。
従って傷も石突に少しある位で、竿身やガイドの部分には目視では傷は確認できず、超のつく美品と言ってよいと思います。
他の石鯛和竿も色々見たのですが、この俊貞作の石鯛竿は「総巻唐草塗」とあるように、元から穂先まで全て巻き、または漆塗りが施してあります。
漆の色がやや金色を帯びていたのも、当時小金が入りブイブイしていた私にとって重大なチョイスポイントでした。
三本半継ですので、穂先を収納した元竿に竹のキャップが被せられており、キャップには銘の焼き入れ以外、何の装飾も施されていません。
和竿で気になる塗りの割れや浮き、はがれ、穂先の曲がりなども一切見受けられません。
この機会にぜひ俊貞の名品中の名品をゲットしちゃってください。
ただし、和竿ゆえ、釣行時の取扱いはもちろん、釣行後の手入れや経年使用による火入れなども必要となる「手間のかかる子」なので、その点はご承知おきください。
俊貞直筆の純正竿袋をお付けします。
写真でご判断いただき、ノークレームノーリターンでお願いします。
なお、この和竿が収納できる「Tsuri Musha 石物長尺用ロッドケース」も出品しています。
ケースとまとめて落札いただくと1個口となり送料が割安になります。
「出品者のその他のオークションを見る」で検索してみてください。
●仕様
・全長：約560㎝
・仕舞寸法：約181㎝
★「Youtubeヤフオク生活見ました」でプレゼント！
私の運営するYoutubeチャンネル「ヤフオク生活」で商品紹介動画をアップしています。
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「ヤフオク生活」をご覧いただき、落札のうえ、取引メッセージで
「Youtubeヤフオク生活見ました」とコメントをいただくとプレゼントを差し上げます。
●石物をやめた後に仕掛けや道具を持っていても仕方ないので、
竿を落札していただいた方々にもらっていいただくためのプレゼントとしたいと思います。
プレゼントは別梱包、別便でお送りします。また、プレゼントの送料は当方で負担します。
プレゼントは2種類あります。
①仕掛け小物セット
私の手作りの仕掛けセット/針各種/ハリスワイヤー/スリーブ/サルカン・スクリューサルカン/各種天秤…
それぞれお送りする仕掛けセットにより、種類や数、針・ハリスワイヤーなどの号数、番手などが違います。
予めご了承ください。
（写真は仕掛け・小物セットの一例です）
②石鯛釣り各種ツールなど
手入れ用木蝋（もくろう）、椿油（2点とも未開封）/木村俊一作 木製ウニ通し/木製ウニつかみ/平型ハーケン
（2021年 11月 5日 14時 29分 追加）
説明文にある「Tsuri Musha 石物長尺用ロッドケース」はすでに落札されていますので
悪しからずご了承ください。
（2021年 11月 5日 14時 29分 追加）