鉄地透かし鍔　（円相・左右大透かしの図）

暗褐色の時代錆の深い地鉄に（円相・左右大透かしの図）を透かした鍔でサイズは７８．５ｘ７７ｘ４．３ミリとなります。透かしの下部の丸い穴は（腕抜き穴）と呼ばれる透かしで実際にはデザインの一部となっています。中心の形状から恐らく肥後 甚吾の三～四代辺りでは？と思いますが流石に甚吾の系統は初代以降の独特な意匠の鍔が多く手に乗せて眺めていると、一種（禅の世界）に入り込むような不思議な感覚になる優品鍔で新年の特別出品です。