色形の全く違う二つですが、鬼面の表情に何となく近いものがあり、一緒に出品しました。両盃は、鬼面の口元を引き締めた表情や、小さな目、顎の二箇所の突き出し、など共通しているところが見られます
黄色鬼面の盃の見込は、斜めに見たお多福面が、側面の方に大きく描かれています。ふくよかなお多福です。
薄茶色鬼面の盃の見込は、見込全体がお多福面になっているのですが、目鼻口は底に小さく造形されていて、よく見ないと気付かない程で、面白い造りです。
大きさは黄色鬼面が口縁５５×６５㎜、高さ３０㎜、薄茶色鬼面の方は、口縁径６０㎜、高さ２６㎜程度です。
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