日本最古の練香のレシピ本『薫集類抄』にある名香、『六種の焚物』(むくさのたきもの)を再現しました。
六種の薫物は、
「梅花(ばいか)」
「荷葉(かよう)」
「侍従(じじゅう)」
「菊花(きっか)」
「落葉(らくよう)」
「黒方(くろぼう)」の六種類があります。
この度は「黒方」の再現です。同じお香でも様々な人の調合が載ってあるので、今回は「観教大僧都」という方の調合にしてみました。
「黒方」は、玄の玄という意味で名ずけられ、「身に染みる懐かしい香り」だそうです。
源氏物語の「梅枝」にも登場します。「源氏は離れの寝殿に居て、承和の二つの戒めをどうやって聞き出したのだろう、それによって熱心に調合するのだった。」この2つのお香は、侍従と黒方です。
平安時代と同じになるように、改良に改良を重ね、論文まで読み込んで制作しました。
ツナギの炭粉無し、全て天然香料の上質な練香で、高温でも煙がたたず、1粒で部屋中に薫ります。
内容量 5粒
ハマグリの貝殻の皿、練香のしおり付き。
シャム沈香、丁子、貝香、白檀、薫陸、甘づら風蜜、蜂蜜、麝香(価格や動物保護の観点から手に入りづらいので、植物の精油を使用しています。本物の麝香と聞き比べしながら同じになるように調節しました。)
他所では売ってない特別な物が欲しい方、
変わったプレゼントを探していらっしゃる方、
平安時代や源氏物語がお好きな方、
お香ツウの方
に特におすすめです。
焚き方
その1︰炭に火を付け、灰の上に差し、炭から2センチほど離して練香を載せておきます。温まるとかおります。(写真4枚目。)
その2︰アロマポットの上に載せます。(写真5枚目。)
10分の1ほどに希釈したものを数滴ですが、精油を使用しておりますので猫飼いさん、鳥飼いさんはお気をつけください。
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10分の1ほどに希釈したものを数滴ですが、精油を使用しておりますので猫飼いさん、鳥飼いさんはお気をつけください。