「ＯＭＯＳＩ（オモシ）」は富山県高岡市の鉄器作りのの再興を目指し、高岡銅器協同組合から12社が参加して（2024年春現在）ラインナップを手掛ける新たな鉄鋳物シリーズです。
高岡市では鍋や釜などが盛んに作られていましたが、仏具や美術品などの銅製品へと需要が移るとともに鉄製品は需要が減少。
やがて鉄鋳物の灰皿や文鎮などの利用も生活形態の変化により消えていきました。
今、市内にただ一つのみ残る鉄鋳物場さんの鋳造技術を残し、盛り上げていきたい・・・
重い鉄の・面白い(おもしぃ）・想いを・思い思いに繋げていこう！という輪から生まれたシリーズです。
会社それぞれの目の付け所を面白がっていただけましたら幸いです。
●こちらは佐野政製作所さんのケーブ留め文鎮です。
「流れた鉄が砂の中で留まった形をそのまま現した。
線を留め置くだけの役割ながら、菅で出来た紐の佇まいが厳かさと愛嬌のちょうど良い存在感を生んだ。」
なんとも渋い説明です。
確かに、砂地で生まれた表情が、つい触って撫でたくなる・・無骨な乾いたざらざら感なのです。
スゲの紐も味わいがあります。高岡市では「菅笠」も日本の９０％を占める特産品です。その材料であるスゲは水に強く丈夫な植物です。
笠のために地域でスゲを栽培し、作り手育成の菅笠編みの講習会を開くなど伝統も大切にされています。
「高岡 菅笠」でもどうぞ検索してみてくださいね！
富山県高岡製 鉄鋳物 [高岡鉄器]
サイズ：h46×w46×d46 ㎜
重さ：230g
※現在の在庫品以外は、受注後の制作になります。
納期に関しましては、お問い合わせください。
