アクセスありがとうございます。私の工房で作成したリバースヘッドSTタイプです。
工房についての説明です↓
元々ミュージシャンやエンジニアなどのギターベースのカスタム、ピックアップ作成を個人レベルで行っていました。
私自身が元々ミュージシャンであり、エンジニアや作詞作曲編曲など行っていたこともあり、
個人的に実現したい事や、メーカー品に対しての不満が溜まってきたため自分で丸々作りたいという想いが強くなりました。
3～4年ほどかけテストやプロトタイプ作成を行い、色々な方から意見を聞いてデータを集め、
制作のためのノウハウを貯め続けやっと形にできるレベルになりました。
今後どうなるかは不明ですが、しばらくはこちらのオークションに出品して反応を見る予定です。
とにかくコストパフォーマンスが高く、ハイエンドと何の遜色ないものを目指しています。
基本ワンオフのものになりますので、気にいったら是非手に取っいただければと思います。
ギタースペック
ボディ:ライトアッシュ
ネック:メイプルネック・メイプル指板
カラー:セミオープンポアスノウホワイト
ピックアップ:ハンドワイヤードアルニコ8
ペグ:ゴトーマグナムロックトラッド
ブリッジ:ウィルキンソンシンクロストラトタイプ
配線材:オヤイデオリジナルワイヤー＆オヤイデオリジナルハンダ
ポッド:Vol→250kΩAカーブ TONE→250kΩBカーブ
コントロール:1Vol1TONE(1ダミー)
重量:3.83kg（アーム取付時）
全体加工について
ボディ加工は国内の工房、ネックは海外の良質な材を扱う工房を探し、7割完成のレベルでオーダーしました。
大規模な木工を外注することにより、大幅にコストを下げる事ができました。
ネック回りはとにかく手に吸い付くようなフィット感を重要視し、フレットエッジや指板側面の加工を徹底的に行ってます。
ネックジョイントはタイト過ぎておとなしくなってしまったので、少しあそびが出るように大きな隙間にならない程度にストレスがかからないようにしました。
（個人的には隙間ガバガバのオールドフェンダーに感動したことがあるので、隙間は多く作りたいのですが・・・見た目も大事ですので）
オーダーしたボディが運よくかなり軽量なものに当たったため、ラージヘッド＋ロックペグの組み合わせでも4kgを切れました。
塗装はシーラー層無しで最初から最後までニトロセルロースラッカーで仕上げてます。
ラッカートップをうたった割に分厚いシーラー層を作っているメーカーが多かったのが不満だったので、あえてこの手法をとりました。
試作で何個かつくりましたが、この塗装の場合ある日突然鳴り始める、という面白い現象が起こりますので、是非体験いただきたいです（笑）
ネックはスタンダードなＵタイプで、フレットはノーマル～ミディアムジャンボの中間くらいのかなり美味しいとこサイズをチョイスしてます。
塗装について
色に関しては、黄色っぽい白（アイボリー）になりがちなギターの「白」に疑問があったので、
視覚的に完全な白、かつ美しく見えるものをとの想いがあり、調色でこの色を出しました。
どのみち時間経過で黄ばんでくるとは思いますが・・・。その経過も楽しんでいただければと思います。
塗料は浜二ペイントのやや硬質なニトロセルロースラッカーを使用してます。ネック回りの質感はかなり高級感があります。
個人的にはサテンフィニッシュのほうが好みですが、この塗料は何となくずっと触っていたくなる質感です。
時間経過で手に馴染んできますので、暫くこのまま弾いてみるのをお勧めします。
ヘッド回りについて
ナットはグラフテックのBLACK TUSQを加工してとりつけました。
6弦の鳴りをもっとオープンにしたかったので6弦のみ浅めに加工しています。
見栄えが悪くならないようにラウンド形状に仕上げてみました。副次効果としてチューニングの精度がより向上してます。
ストリングガイドは浅めのテンションがかかるローラータイプを発見したのでそれを取り付けています。
弦にたいしてペグ位置がなるべくストレートになるように調整をしています。
6～5弦だけ浮いたテンション感にならないようにして、全弦フラットなテンション感で弾けるようナット高を調整し、
長時間のプレイが可能なようにソフトタッチでのコードワークができるようにしてます。
構成部品について
ピックアップはこのギター用にチューニングしたものをハンドワイヤードで作成してます。
アルニコ8のストラトタイプはかなり珍しいと思いますが、やたらパワー感を押し出したものではなく、
現代機器を使って出せるレンジの広いフェンダーサウンドを目指してワイヤリングしました。
出力そのものはそこまで高くありませんが、ファットで弦の振動や手のニュアンスが如実にでます。
アッシュ＋メイプル指板の組み合わせでアタック感が強く出るため、ピッキングでサウンドコントロールしたい方にお勧めです。
各弦のバランスをとったポールピースデザインにしているため（3弦プレーン弦がうるさく無いようにしてます）アルペジオや
コードストローク時に変に力まないでもきれいに和音が出せます。
かなりレンジが広くファッティーな音なので、エフェクターを多く使う方やデジタル機材との相性はかなり良いです。
ピックアップで枯れた音を作るとデジタル系のエフェクター等の挙動が反応しなかったりしたので、今回はその辺をプレイヤーフレンドリーな巻き方にしてます。
リアピックアップは少し出力を稼いで、ストラトにありがちな「リアがペチペチ言うだけで使いたくない」という感じを回避してます。
ブリッジは最初重量のあるものをつけていましたが、立ち上がりや倍音を考えウィルキンソンの穴のオープンなタイプをチョイスしました。
暴れる感じがすごく理想のストラト感が出ました。安価ですがかなり良いブリッジだと思います。
調整について
フローティング時のチューニングの安定のために色々パーツ構成を考えましたが、ノンフローティング時のファットな感覚をまず試していただきたいので、
出荷時はノンフローティングにしてます。
物理的にビビりは出ないようにすり合わせをしてますが、初期状態はかなり低めにセッティングしてますので、お好みで上げてみてください。
出荷時は12Ｆでｒ6弦1.7mm、1弦1.2mmでチョーキングしてもバズがでないよう調整してます。
ヘッドよりのストラップピン位置がズレているように見えますが、
これはストラップをかけたときにネックがやや前に出るようアングルを付けるために意図的にずらしています。
友人のミュージシャンがやっているのを見て参考にして試してみました。
（個人的には中央にないと少し気持ちが悪いです(笑)・・・が、確かにネックが少し前に来ると存外弾きやすくなります。）
対象は本体のみとなりますので、ケースなどは付属しません。
落札後24時間以内にコンタクトの取れる方のみのご入札のみ受け付けさせていただきます。
試奏等対応できませんので、今回赤字価格の値段で出品しております。
その他質問はお気軽に頂ければと思います。
ご入札お待ちしております。
